母数

データ活用・統計用語集,

ぼすう (Parameter)

統計学で、母集団の特徴を表す数値の総称で、パラメーターとも呼びます。
母平均、母分散、母標準偏差、母比率などがあります。


母数の誤用

たとえば調査結果の情報を受けて、「母数が少ないので信用できない」とか「母数が異なると比較ができない」のように、「母数」を分母や総数、標本の大きさ(サンプルサイズ)という意味で使う例があります。
 
しかし統計学でいう母数(parameter)は、母平均、母分散、母標準偏差、母比率など、母集団の特徴を表す数値を指します。
分母や、標本の大きさ(サンプルサイズ)を意味する言葉ではありません。
 
「母数が少ない」については、標本に含まれる観測対象の数を指しているのであれば、「標本の大きさ」・「サンプルの大きさ」・「サンプルサイズ」のように表し、「サンプルサイズが小さい(大きい)」のように表します。
 
また割合の比較などで「母数が異なる」という表現が使われることがありますが、比較している割合の分母を指すのであれば「分母が異なる」、標本の大きさを指すのであれば「サンプルサイズが異なる」などと表し、いずれも母数とは区別して扱いましょう。
 
なおサンプルサイズが異なることだけを理由に「比較できない」とは限りません。
割合そのものを比較することはできますが、サンプルサイズの違いは、標本から母数を推定するときの精度などに影響します。